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2009.11.08

The Valley days 09. day9.

11/1

目が覚めると最終日。
昨日の食事時に今日の行程について相談した結果、以下のような感じ。

朝一でRyoskくん【Pride】

朝食&撤収

僕の【Thriller】

ザクの【Bruce Lee】

バイバイCamp4

って訳で、朝食の支度をDoraさん&ザクに託して、僕とRyoskくんは【Pride】に向かいます。
途中、何故か樹に帽子が掛かってて、無造作に手に取り頭にかぶるRyoskくんは、まるで無敵のカウボーイ!

さあ張り切っていってみよう。

トライ初日と違い、下部が大分安定してきたRyoskくんはわずかに使える左手も発見!ランジの距離がいっきに伸びる。

リップのすぐ下を叩き始めると少しずつ少しずつ距離を伸ばしていく。かっこいいぞRyosk!!!

これが最後!と宣言して最終トライ。
一番距離が伸びて、あと10cmぐらいでリップが掴めるかも。ぐらいまで来てた!

そしてRyoskくんは「こ、腰が…」といってこの後見事にくの字に折れてしまいました
(;ω;)
ナイスファイトだったよRyoskくん!!!

Ryoskpundone
真っ白な灰になったRyoskくん。

そんなこんなで朝の戦いを終えた僕達がキャンプサイトに戻ると、Doraさん&ザクが美味しい朝食を作って待っててくれました。
この日の朝食はケサディーヤ。確か昨年も最終日にこれ食べたなーなんて考えたら、急に帰るのがさびしくなってきた。

食後に7泊したテントやその他諸々を撤収。
シュラフ干したり、クマ箱の中片付けたり…やばいなぁ、ホントにさびしい。
どうもしっかり顔に出ていたようで、ザクに「どうしたの?」と聞かれてしまった。

あらかた撤収作業も終わり、いよいよ【Thriller】のトライ。
とにかく指皮がもったいないのでアップもなしで、本気トライ。

う…身体が重い。

いや気のせい!
と気合を入れてトライするうちに昨日の高度まで到達。
そして全力を込めて左手のエッジを握り締め、身体を起こす…起こそうととする。
どうしても右手が離せない。
右手を離そうとした瞬間に左手が吹っ飛ぶのが、そうなる前にハッキリとわかってしまった。

終ったー。

残念ながらこのツアーでは【Thriller】を登りきることが出来なかった。

残念だけれど悔しくはない。
指と身体と岩のコンディションをピッタリとあわせて、また次にトライしよう。
そのときはきっと。

Twithmo
次こそは、ね。

かなり早めにギブアップしたので、時間がけっこうある。
ということで、近くの☆☆☆課題【Honor Among Thieves】V9にトライすることにした。

行ってみるとそこには大勢の米国人が集まり、同じ岩の【Delicate Flower】V6をトライしていた。僕からみると米国人男性はまるで巨人。その大きな彼らがなかなかランジを止められないようだ。
せっかくなんでと、僕も混ぜてもらいランジ課題にトライ。もちろんフラッシュを狙って。

…止まった!
けどちょっと見切りが甘くて指の掛かりが浅く今にも抜けそう。そこをグッとこらえてそのまま完登♪

よし巨人に勝った!www

気を良くして、いよいよHATにトライ。
なんでも米国人達はさっきまでコレのスタンドアップ(V7)にトライしてたらしいんだけど、暑くて無理だからとDFにトライしてたとの事。なるほど、確かに太陽サンサンでホカホカですねw

しかしながら気にせずトライ。

トライする毎に少しずつ高度が上がり、ムーブが見えてくる。
なるほど!

こりゃ行けるぞー。

少しレストを入れてから集中してトライ。
一手目を取り、右ヒールをカンテに上げる(米国巨人達は何故上がるのか?と驚くw)。
右手をカンテのピンチに寄せてヒールも寄せる。
見えないカンテの向うを右手で叩く!ビターン。
左足をスタートホールドに引っ掛けて左手をエッジに寄せる。
も一丁右手をカンテに飛ばす!ビターン。
足を上げて、立ち上がり…ガバに届いた♪

そっから後は全くムーブを想定してなくて、かなり探り探りだったけど、身体がヨレ切っててやばかったw
が、なんとか無事トップアウト!
ヨセミテにしてはかなり甘いけど、V9の最短記録だなー。
グレードはともかく、高さがない以外は面白いいいラインでした♪
最終日の思わぬ成果に満足!かなり嬉しい♪


さてそろそろBLやりますかと、ザクに聞くと「何か(登ったことのない課題を)完登したい」とのこと。

そんなら、例のアレですか?

ってことで、ザク因縁のUnnamedV1。
なんでもザクが初めてヨセミテを訪れて以来の宿題とのことで…さてどうなる?

っと数トライで見事ゲット!
最後はしっかり足もはずれずキッチリ登り切りましたね。BLを前に幸先が良いじゃないですか!

Zakufsg
登ったらハナクソつけてやる!と言ってたザクさん。

いよいよBL。

当然、みんな指皮なんて終ってて、身体も疲労でボロボロ。
ツアーの最終日に成果を出すことはかなり難しい。

それでもザクはトライする度に、進化を見せた。
この日のベストトライは…このガバを取ったら絶対に落ちないというところの寸前まで高度を伸ばした。

右足はしっかりエッジに乗り込み、左手は縦カチをスタティックに捕らえ、立ち上がる。
あと少し、あと少し右に重心が入ればガバを取る体勢に入れる…。

ほんの僅かに重心がずれた状態のまま、動けなくなったザクは耐え切れずに岩からはがされた。
下でスポットしていた僕は、ホントに驚いた。
最終日のトライで、そこまで高度を上げてくるなんて。
凄いぞザク!

惜しくもそこから高度は上がらず、完登は出来なかったけど、強い手応えはあったのではないろうか?

次、登ろう。登れるよ。



それぞれに次の課題をお土産にして、Camp4を、ヨセミテを去る。

1年間をその課題を登るためだけに過ごしてきた人。
初めてのヨセミテに胸を躍らせてきた人。
頂には達しなくとも進歩を見せつけた人。

みんなそれぞれが、この場所で何かを得たのではないだろうか。
それはその人のこれからのクライミングに必ずプラスになる大事な経験だと誰もが知っている。

また帰ってくることは口にする必要もないぐらい僕にとっては当然のことになっていた。
僕を育ててくれたヨセミテはいつまでも僕にとって新しくて懐かしい。


いままでありがとう。

これからもよろしく。



(【Pride】、【Delicate Flower】、【Honor Among Thieves】、【Bruce Lee】は後日動画アップ予定)

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コメント

今まで登れて泣いたし、足が上がらなくても泣いたし…でもムーヴが出来て涙が出たのは初めてだよw


次は登れる気がする!


因縁のV1登れてよかったよ〜
でも嬉しすぎたあまりハナクソ付け忘れたし…キィィィ


次回こそは!

あ、あの朝のSINさんの顔は夕方になっても遊び足らず家に帰りたくない5才児の顔でしたw

投稿: ザク(ハナクソ) | 2009.12.03 19:51

> ザク

いやー、あのBLはホント惜しかった!右手の返しをちゃんと教えておかなかったのが悔やまれます(;ω;)

ヨセミテは最高の遊び場だからねー。そりゃ5歳児にもなりますわ…って君、三十路捕まえてそんなwww


そろからね、ハナクソは止めときなさい。。。

投稿: SIN | 2009.12.03 20:10

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